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辞展

今回は、先月行われた「 辞展 」についての紹介です!

この展示には、九ゼミ卒業生で、現在は多摩美術大学統合デザイン学科在籍の中山さんが参加しています。

『辞展』

 ー見る人が欲しいと思うオリジナルの◯◯辞典の制作が主たるコンセプト。

スマホで色々調べられる時代で、辞典という紙媒体で調べる機会が少なくなっている。この問題に対し、紙による辞典の良さ(正確性や、現実感、文字・素材の良さなど)を多くの人に知ってもらいたい。それと同時に、本来の辞典とはまた違う面白い辞典を見て、馴染みやすくなってほしいという願いもこめている。最低20ページ以上という規定以外は特に設けず、各々が自由な作品を展示。京都市立芸大や愛知県芸をはじめとした日本全国の美大生がこの展示に集った。

学部の垣根を越えた様々な作品群は、バラエティに富んでいて新鮮なものばかり。

中山さんの作品は、新しいかたちを発見する試みとして、走り書きを研究しています。

『文字が走っている人』を風の噂で聞きつけ、ノートをサンプルとして採集。

25冊から厳選の走っている文字をトレースして、簡易製本したものです。

急いで書いたメモ書きでも、展示することで、さながら書家の展示が演出されているようでした。(TS走書体)

私も実際に展示を見に行きました。

走り書きに着目するというのが興味深く、「この文字は何かな?」と予想しながら鑑賞することができて、とても楽しめる作品でした。

さらに驚いたのは文字の量です!

枚数が多いのにかっこいいフォルムのものばかりで見応えがありました!

コンセプトからアウトプットまで、とても魅力的でした。


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